◆毎日使う
万年筆は毎日使い続けることでペン先が馴染んで持ち主に寄り添って行きます。新品で少し違和感があっても数ヶ月間は使い続けて見ましょう。
管理人は毎日使い続けるならば、と思い日記を書き始めてそのおかげで、万年筆が手に馴染んで来ました。
◆落とさないように
万年筆のペン先は繊細な構造の為、少しの衝撃でも思い通りの書き味を失うことがあります。特に落下(机から落してしまった等)はペン先が変形するなど修理をメーカーに持ち込んでも修理することが不可能になることもあるので取扱いには充分注意しましょう。
◆使用後はキャップを
キャップは2で説明した落下による衝撃からペン先を守る他にインクの乾燥を防ぐ役目も持っています。書きたい時にすぐに書けるように使用後はこまめにキャップをする習慣を。キャップをせずにそのまま置いといて再度書こうとしたら書けなくなった事を管理人は何回も経験しています(泣)。
◆ペン先をまっすぐ出してまっすぐしまう
キャップを開閉する際に、誤ってキャップの内部にペン先を当ててしまいペン先を変形させてしまうトラブルが多いです。慣れていても必ず手元をよく見てゆっくりキャップを開閉しましょう。ペン先は変形させてしまうと修復するのは不可能です(状態にもよりますが、先ずは修復するのは難しいと考えた方が良いと思います。)
・万年筆のキャップの開閉方法
1)ネジ式
キャップ式はネジの構造上雄ネジ(本体軸側)と雌ネジ(キャップ側)とでは回転する時の半径の長さが違います。キャップから外すと雌ネジの回転の半径が短い為強い力を掛けないとキャップを回転することが出来ずその分本体軸に負担か掛かってしまいます。
ネジ式のキャップを外す際は、本体軸を回転させて外すと雄ネジの回転半径が長い為力を加えなくてもキャップを外すことが出来、本体軸に負担を掛けることもありません。
◆書く時は力を抜こう
万年筆は力を入れなくても書く事が出来る筆記具。持ち方にもこれと言う決まった持ち方はないので自分の持ちやすい持ち方でリラックスして使いましょう。後ろの方を持つことで脱力しやすいです。管理人も最初は力を抜く加減がわからずボールペン等と同じように力を入れて書いてましたがインクが自然にペン先に流れてきて初めて万年筆で字を書く事が出来ると慣れるまで時間が掛かりました。
セーラープロフィット21の持ち方の例
ラミーサファリはペン先の首輪の上に持ちやすいよう若干窪ませているのがポイント。