万年筆のインクの充填方式は3つあります。
1、吸入式(ピストン回転式)
ペン先をボトルインクに付けて万年筆の胴軸の尾軸を回すことにより胴軸の内部にインクを充填。
2、カートリッジ式
筒型のビニールパッケージにあらかじめインクが充填されていてそのパッケージをペン先内部に装着してインクを充填。誰でも手を汚すことなく簡単にインク充填することができますがインクの消費が早いです。
3、コンバーター式(両用式)
ペン先の首輪内に吸入機構を内蔵した管を首軸内に差し込む方式。2、で紹介したカートリッジも使用できるので「両用式」とも呼ばれる。日本と海外のメーカー共現在はこの充填方式が主流。吸入機構を内蔵した管をコンバーターと呼びコンバーターの中軸を回転させてインクを吸入する回転式が主流。※パイロットのコンバーターには回転式の他に万年筆の胴軸の仕様に合わせプッシュ式と中押し式があります。
カートリッジの画像。上がペリカン、下がセーラー。
パイロットのカートリッジ。
プラチナのカートリッジ。他のメーカーはカートリッジの容器にインクを封入し、プラスチックの蓋をして密閉するのに対して同社のカートリッジは、金属ボールを使用してカートリッジの中のインクを密閉。インクが漏れるのと蒸発を防止するほかにカートリッジのインクを中で撹拌する役目を持たせています。
コンバータ。画像上がラミー、下がセーラー。