万年筆で使われるインクには3種類あります。
1、染料インク
日本・海外のメーカーで製造されるインクの主流。
水性染料を複数組み合わせ水に溶かしインクの色を形作っています。これに機能付与剤(界面活性剤・有機溶剤・防腐剤・pH調整剤を混ぜ合わせたもの)を添加剤として加えたのが染料インクになります。
2.古典インク
主成分に鉄イオンが含まれたインクでブルーブラックインクとも呼ばれています。
筆記後(文字を書いた後)の酸化作用により鉄イオンが沈殿しインクを定着させて変色(水に溶けない性質)に変質し同時に保存性も向上します。
欠点はインクの色がブルーブラックしかない、染料インクと比べてインクフローが劣る、インクを万年筆の中で入れたままにすると鉄イオンが酸化して固着してしまうので水で洗っても元通りにはならず万年筆が使えなくなる、元来鉄を溶かしてインクを作っている為酸化する性質があり保存状態が悪いと万年筆の金属部分が腐食する恐れがあることです。
最近ではブルーブラックインクを製造するメーカーが少なくなりましたが染料インクで同じブルーブラックを発売するようになりましたがインクの原料が異なりますのでご注意を。
画像はドイツのメーカーであるペリカンから発売しているブルーブラックインク。
こちらは、パイロットで発売しているブルーブラック色の染料インク(カートリッジ)。
3.顔料インク
水に溶けない粒子(顔料・・岩や土などを砕いた粉末のもの)が主成分のインク。顔料が水に溶けているのではなくて水に混ざっている状態なので紙に文字を書いた際に顔料の粒子が紙に乗っかり乾燥すると線(文字)になります。
水に溶けない粒子なので一旦乾燥すると再度水には混ざらなくなるので乾燥後は耐水性があり文字が水で消えることはありません。
顔料の粒子で構成されているので書いた文字の色の濃さがはっきりしていて紙に対しても滲み等が少なくシャープな文字になり長時間の保存でも文字が色褪せることが無いので保存用として使用ができるインクです。
欠点は、染料系インクと比べインクの色の種類が限定されてしまう(黒のみになる)、文字を書いた時のインクの濃淡(濃い薄い)だ出にくい、耐水性があることから万年筆の中でインクを乾燥させてしまうと水洗いしても中のインクが取り出せない為折角の万年筆が使えなくなってしまうことです。
1、染料インク
日本・海外のメーカーで製造されるインクの主流。
水性染料を複数組み合わせ水に溶かしインクの色を形作っています。これに機能付与剤(界面活性剤・有機溶剤・防腐剤・pH調整剤を混ぜ合わせたもの)を添加剤として加えたのが染料インクになります。
2.古典インク
主成分に鉄イオンが含まれたインクでブルーブラックインクとも呼ばれています。
筆記後(文字を書いた後)の酸化作用により鉄イオンが沈殿しインクを定着させて変色(水に溶けない性質)に変質し同時に保存性も向上します。
欠点はインクの色がブルーブラックしかない、染料インクと比べてインクフローが劣る、インクを万年筆の中で入れたままにすると鉄イオンが酸化して固着してしまうので水で洗っても元通りにはならず万年筆が使えなくなる、元来鉄を溶かしてインクを作っている為酸化する性質があり保存状態が悪いと万年筆の金属部分が腐食する恐れがあることです。
最近ではブルーブラックインクを製造するメーカーが少なくなりましたが染料インクで同じブルーブラックを発売するようになりましたがインクの原料が異なりますのでご注意を。
画像はドイツのメーカーであるペリカンから発売しているブルーブラックインク。
こちらは、パイロットで発売しているブルーブラック色の染料インク(カートリッジ)。
3.顔料インク
水に溶けない粒子(顔料・・岩や土などを砕いた粉末のもの)が主成分のインク。顔料が水に溶けているのではなくて水に混ざっている状態なので紙に文字を書いた際に顔料の粒子が紙に乗っかり乾燥すると線(文字)になります。
水に溶けない粒子なので一旦乾燥すると再度水には混ざらなくなるので乾燥後は耐水性があり文字が水で消えることはありません。
顔料の粒子で構成されているので書いた文字の色の濃さがはっきりしていて紙に対しても滲み等が少なくシャープな文字になり長時間の保存でも文字が色褪せることが無いので保存用として使用ができるインクです。
欠点は、染料系インクと比べインクの色の種類が限定されてしまう(黒のみになる)、文字を書いた時のインクの濃淡(濃い薄い)だ出にくい、耐水性があることから万年筆の中でインクを乾燥させてしまうと水洗いしても中のインクが取り出せない為折角の万年筆が使えなくなってしまうことです。
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