(歴史)
１９０７年に宝石商だったウォルター･Ａ･シェーファーがレバー機構を利用した万年筆のインク吸入機構を開発し翌年特許を取得。１９１３年にアメリカアイオワ州にＷ.Ａ.シェーファー･ペン･カンパニーを設立。翌１４年にペン先の品質を無条件に生涯保障すると謳ったライフタイムペンを発表するや、大ヒットとなる。
以来万年筆の機構を考案開発すると共に品質に拘った製品の製造はユーザーの信頼を得ることとなり歴代のアメリカ大統領も愛用した万年筆でもある。


(コンセプト）
ペン先は１９６０年代に採用されたインレイドニプが継承されて現在の製品に採用。１４金と１８金の２種類あり菱形のペン先が首輪にはめこまれた同社独特の形状で一目みてシェーファーのペンだと解る。本体軸は創業者が宝石商だったこともあり独自でレイタイドと呼ばれるオリジナルのセルロイドを開発して世界で最初に万年筆本体軸に採用した。
また金属の透かし彫り（フィグリー）万年筆を発売するなど装飾にも工夫が見られる。現在は金属製の本体軸が主流となっている。


(製品)
同社が今年創業１００周年を迎えたのを記念して１００周年記念モデルが限定発売された。代表的な万年筆モデルとしては伝統のインレイドニプを採用したＶＬＲと１９５０、６０年代の傑作モデルだった「ＰＭＦ」を再現したレガシーヘリテイジ。


(インクの種類）染料インク

インクの種類と特徴についてはこちらをご参照下さい。

(インクの充填方法）両用式

インクの充填方法についてはこちらをご参照下さい。