万年筆メーカーへの提案・改善点 - 最新エントリー
日本のメーカーのペン先の調整はセーラーが製品によって良かったり悪かったりばらつきがあるのに対してパイロットやプラチナは誰が使っても大丈夫なようにきちんと調整されています。
すぐに使いたいのなら後者の2つのメーカー、自分好みのにペン先を調整したいのならばセーラーと万年筆をよくわかる人ならば判断はつくのですが初心者の方はそのようなことはわからないし、万年筆もボールペンのようにインクを入れればすぐ使えると思う方が多いと思います。
出来る事ならば、各社統一で予めペン先を調整した万年筆を発売してもいいのではないでしょうか?各社共に構造が違うのですがペン先だけはあらかじめ調整しておいた方が初心者には安心して万年筆を使うことが出来ると思います。メーカー様ご検討をお願いします。
管理人はSNSをやっているのだが昨日SNSでやり取りしている友達から司法試験で万年筆が使われているという新聞記事を紹介していただきその記事を見たら司法試験は学校等の入学試験等とは違い問題に対しての回答は全て文章で書くのだそうだ。今まではボールペンを使用して試験に臨んでいた方々が多かったのだがボールペンは短時間で文字を書くことが出来ても長時間の使用ではインクが漏れてしまったり書いているうちに手が痛くなるなど制約が多く筆記用具に何を使ったらいいのかが受験生の皆さんの悩みとなっていました。
しばらくして万年筆を使用した方が手の負担にならないと言うことが口コミで広がりメーカーさんでも司法書士試験用の万年筆が発売されるなど今は万年筆を使用して受験する方々が多いそうです。我々が万年筆を使うシュチュエーションとはまったく違いますが万年筆が役立っている例だと思います。少しでも万年筆を使用する機会や場面がもっと増えて欲しいと思うと共に字を書く事が好きになって欲しいと願っています。
日本や海外のメーカーでも年に機会があるごとに発売される限定品。特に海外のメーカーのは物によっては日本での発売をしないのもありますが本体の色だったり軸の形等を変えて見るなど見ていて面白いのもあります。日本のメーカーの場合は本体の形を変えるより色を変えることが多く発売もメーカーで発売する限定品とメーカー製品にショップオリジナルで企画した色等を付けて発売する2つの発売形態となっています。
管理人もメーカー限定品を何本か所有してますが使っています。これが何かの希少価値があるとかコレクションになるとかだったら考えますが万年筆は筆記用具でもあるしそれに使ってあげないともったいないと感じるので。気になるのは値段の設定と発売本数で値段は多少高いのは分かるが本数はもう少し考慮できないでしょうか。管理人は未だにプラチナの3776の限定品である本栖を探しているので・・・。
管理人が万年筆を本格的に始めた3年前は万年筆のブームだったそうです。詳細は覚えてないのですが雑誌等で取り上げられていたのとパソコンやスマホ等が普及して字を書く事がなくなったこともあって逆に字を書く事の新鮮さを感じてブームになったのだと思います。
しかし日本人の特徴でもある「熱しやすく冷めやすい」こともあってか最近は万年筆ブームも覚めて来たのかあまり騒がなくなりました。管理人にしてみればいいのですが(寧ろ落ち着いて万年筆に向き合える)。再びブームが起こることは難しいかもしれませんが「書く楽しさ」「書くよろこび」といったことをメーカーさんは製品を発売するだけでなくPRするのも必要なのかなとも思います。セーラー万年筆さんは最近渋谷の文房具カフェとタイアップして万年筆の初心者講座を開くなどようやくこの取組みを始めたばかりですが他のメーカーさんもどうか一考をお願いしたいと思います。
他の方から時々聞かれることがあるのですが、「初心者向けの万年筆はないのかな?」と言う声を良く聞きます。最近の万年筆の中にはペン先を金やイリジウムといった金属が使われることが多いのですがここ最近ではステンレス製のペン先を使った万年筆も発売されるようになりました。
日本のメーカーでも発売されていますし管理人の使ったことがある万年筆の画像にもありますがラミーサファリもペン先はステンレスです。万年筆本体はプラスチック製等で作られているのが多いですが価格が購入しやすい値段に設定されているのはうれしい限りです。
先日発表したばかりですが来月セーラー万年筆から万年筆の入門セットなるものが発売される予定ですが、入門者向けの万年筆が今までどのメーカー(日本や海外)でもあまり発売されていなかったのは事実です。今回の製品がそのきっかけを作ることができればと思いますが、もっと初心者に視野を向けた製品が出てもいいと思います。とかく高価なイメージを持たれる万年筆なのでそのイメージを変える製品がもっと多く出て欲しいと思います。